籠球見聞録

観たバスケ等の私見を書いていきます。

【全日本バスケ2018 Vol.2】男女決勝【観戦記】

天皇皇后杯もいよいよ最終日。

 

さいたま市の内陸特有の寒さに聳え立つ国内最大のアリーナさいたまスーパーアリーナ

 

まさに日本一を決めるに相応しい会場といえますね。

 

 

カッコイイナー

内陸で空気が乾燥しているので、晴れていれば割とスマホカメラでも

綺麗に写真取れますね

 

 

会場に着いたのは12時半くらい。

女子の試合はすでに4Q5分くらいでもう勝負ありといったところ。

 

客入りは結構寂しく、5000人いた?いなかったと思うんですけど…

さいたまスーパーアリーナはバスケにはまだ早いといわれんばかりの悲しい事態です。。

 

特に4,5階なんてほぼほぼ人がいなかったのはね…

男子だとめちゃくちゃ増える?って思ったけど、さほど変わらず。

 

もっと集客頑張ってほしかったですけど、逆に言えばこの数字が

バスケットボールというコンテンツの基礎体力なのかなと思いました。

おそらく、「各クラブのファン」+「純粋なバスケットボールファン」くらい。

比率は、8:2くらい?

各クラブの努力でこの数字は増えてくると思っています。

特にリーグ戦のホームゲームって必死で色々な催しやチケット販売をして、

現在の平均集客に結びつけていますが、その中にはもちろん、

そのクラブのコアなファンじゃない人もいるじゃないですか。

何回かホームゲームに訪れて、ロイヤリティが高くなって、アウェーやこういったカップ戦にも赴くようになる。

純粋なファンの数や人気って、日本のバスケシーンに関してはアウェーでの集客力でこそ測れると思っているので、

(他国だとアウェー観戦文化ってあんまりないらしいのでたぶん参考にならない)

クラブごとに人気がまだまださいたまスーパーアリーナには及んでいないんじゃないかなあ。

各クラブの人気が高まって、その純粋なファンばかりでさいたまスーパーアリーナのアリーナモードはどこのクラブが来ても、

その地力だけで合計10000人は埋まる、というようになればいよいよアリーナ作ろうってのが現実味出てくるんじゃないですかね。

 

基本的にハコモノコンテンツって、満員くらいにしなければ赤字というか、採算取れないと聞いたことあるので、がんばってほしいですね。

 

まずは各クラブはそれぞれのホームゲームを充実させて、

JBAはいろいろと運営や演出にも拙さが見れたので、そういうのを改善させていってほしいなあと。

2020、日本代表男子は出場できるかわからないけど、オリンピックはさいたまスーパーアリーナで絶対に行われるので、その時に海外から来たファンに不満がないように準備していかなきゃね。JBAが関わるのかようわからんけどw

 

男子の試合開始前、国歌独唱は「残酷な天使のテーゼ」、「魂のルフラン」で有名な高橋洋子さん。

「き~み~が~」って歌い始めるより、「ざ~ん~こ~く~な」って歌い始めてほしかったですが、かないませんでした。

 

さて、試合のほうを

-女子決勝

JX-ENEOSサンフラワーズ 84-62 ●デンソー アイリス

JXが史上2チーム目となる5連覇を達成。(1チーム目は昭和39年-43年のニチボー平野。僕には歴史上のチームという感じです…)

到着したの遅かったので、あんまり試合観てませんのでいろいろ言いません。

ただ、とにかくJXつよし…

JX、宮澤がMVPを受賞。

 

-男子決勝

千葉ジェッツ 89-75 ●シーホース三河

千葉ジェッツ天皇杯2連覇!

序盤は三河が金丸、比江島らの得点で幸先よくスタートを切りましたが、

千葉も地道に食らいついていくという展開。

2Qに入ると、小野、チェンバース、エドワーズらがアタックを仕掛け、得点。

ここで桜木JR3つ、バッツ2つと三河はファウルが混んでしまい、

オフェンスも千葉のディフェンスに引っ掛かり、

TOがかさんでしまう。怪物・オルトンの活躍で繋ぐも、千葉にリードを許し、前半を終えます。

そして後半、オン1の時間帯に桜木JRが4つ目のファウルを犯してしまうと、

流れが急変。

シーズンでも実績がほぼない4アウトを強いられ、三河はオフェンスがしどろもどろ。

TOから得点を重ねられ、一気に差が広がり、実質ここで勝負あり。

ここぞでしっかりと離すことができた、「一発勝負に強い千葉」が勝利を収めた。

 

 

千葉優勝。

西村が好きなので、割と感動しました。

 

富樫勇樹不在という逆境を跳ね返し、優勝。

思えば、去年は西村不在でしたが、富樫がその影響を感じさせず優勝。

今年は逆でしたね。西村が富樫不在の影響を感じさせず優勝。

 

一発勝負という環境の中、富樫不在の構成は富樫中心のチームという印象が強かった千葉が西村・阿部のみで戦うというのは、

構成や作戦上、対策が立てにくかったのも返って功を奏した?

(パスがよく回って的が絞りにくいチームになったという印象が強かったですね。ライオンズのアイソ以外は…)

 

ただ、富樫は一流選手であることに間違いはないので、復帰して時間配分がどうなるかが気になります。

後半戦、激戦の東地区を何位で終えるのか!?

 

一方の三河は、ちょっと構成のバリエーションの少なさが際立ちましたね…

オンザコート1の時間帯はどうしても老兵・桜木JRに出てもらうしかありませんが、

ファウルトラブルはどうしてもありますよね。

その時どうするのかなって思ってたら、西川を出すってところまではまぁそうしかないよねって思いましたけど、

あまりにもそのオフェンスが普段想定していない感満載で、

千葉のベンチに座っている荒尾を貸してあげたかった…

桜木もそろそろ年ですし、そのバックアップをどうするのかなぁと気になります。

日本人インサイドを獲得するのか、誰か帰化させるのか、はたまた思い切って4アウト戦術に乗り出すのか(なさそうw)

いずれ中地区では1位もう確定的ですし、これからチャンピオンシップに向けて如何に"調整"していくかが気になります。

 

ということで、劇的な「真の日本一」を見届けたとともに、

Bリーグ後半戦への期待膨らむ「全日本バスケ」でした!