川崎のDNA
Bリーグの歴史は短いけれども、日本のバスケットボールの歴史は長い。
「川崎ブレイブサンダース」は発足3年目、いまの経営陣になってからは1年目だが、
新ロゴにSINCE 1950とあるように、東芝の実業団時代も含めると、実に70年近い歴史を誇る。しかし、その70年のうちの多くが、日の目を浴びない時間を過ごしてきた。
NPBのベイスターズを、お荷物球団と呼ばれていた時代から一躍チケットをプレミア化させた経験を持つDeNAがチームを経営することになり、「川崎は良くなる、人気チームになる」と囁かれるようになった。確かに、今シーズンの集客数の平均は4035.5人(2018/12/9時点)であり、4000人越えは現在千葉に次ぐ2位。
栃木、琉球などを抜き去り、全体的に3シーズン目で縮小傾向の動員に対して、1チームのみ大幅に動員を増やし、輝きを見せている。
私は、ようやくその川崎を見ることにした。
とどろきアリーナは何度か行ったことがあった。NBL時代も行ったことがあったし、Bリーグになってからも何度か訪れた。
見るたびに「良くなっては来ているな」とは思いつつも、ほかのクラブを訪れたときと比べて、「チームは強いけど、演出やパフォーマンスがいまいち」という印象は拭えないでいた。
Bリーグになってからこそ、様々な催しを試みていたが、なかなか劇的な変化という意味では乏しかった。いまいち演出に一貫性が感じられず、ぽつんぽつんと断片的になにかを取り入れていったといった印象だった。
しかし、今日見た川崎は違った。まず、とどろきアリーナ前の広場が違った。
「何かやってるぞ」と見せるようなえんじ色のテントが張られ、
マスコット、ロウルのふわふわ(正式名称、、、)があり、バスケットをしているコーナーがある。
「あ、何かやっている」「バスケットか」
会場周辺を通り過ぎる一般の人に、この会話をさせられる。
グルメも充実しており(何も食べなかったけど)、試合前もきっと飽きることはないだろう。
そして、一番感激したのは、エントランスだった。
若干暗くして、闇を基調にチームカラーのえんじ色のライトが光を放つ。
クールな雰囲気に、非日常を感じさせる。
どの会場もそうだが、今のBリーグは「脱体育館」をしきれていない。
普段市民が使う「体育館」を抜き出しきれない。
各会場、コート周りや本当に「体育館」のホールを装飾してなんとか「体育館」感を消そうとしているが、エントランスを暗くしてまでそこに凝るのは、初めての体験だった。(他にそういうところあったらごめんなさい)
とどろきアリーナは、「エンターテインメントアリーナ」に大きく変わろうとしていた。まだ完成形ではないのだろうが、そんなポテンシャルを感じた。
「やりたいこと」「できること」は異なる。
B1は18クラブあり、それぞれに青写真があるのだろう。
しかし、おそらく「やりたいこと」と「できること」の乖離が大きいクラブばかりだろう。
その原因は、大体「お金がない」「人がいない」「設備がない」の3つに集約される。
だが、DeNAという「お金」が入り、経験を持った「人」が入った。設備はまだ満足とは言えないが、おそらく川崎は理想のアリーナを築き上げるだろう。
理想のアリーナが完成した時、川崎は、Bリーグの中でも一つ抜きんでた存在になれるのではないか。
そんなパワーを感じた。今シーズンの川崎初観戦だった。
【B.LEAGUE】2017-18のMVPは誰?
Bリーグのポストシーズンも佳境を迎え、9月末より続いたシーズンも、いよいよ来週ファイナルです。(だいぶ更新サボっていた)
今回はあまり議題に上がらないMVP予想しようかと思います。
BリーグのMVPといえば、1stシーズンとなった昨シーズンは
川崎のニック・ファジーカスが受賞。
クラブも3地区合わせてもリーグ最高勝率でフィニッシュし、
自身は得点王を獲得。
正直ファジーカス以外あり得ないだろうという感じでしたので、納得すぎる受賞。
では、今シーズンはどうか?
ということで、独断と偏見で(?)勝手に候補をリストアップ。
★MVP候補
【本命群】
・ギャビン・エドワーズ(千葉)
・金丸晃輔(三河)
・田中大貴(A東京)
【あり得るかも…?】
・ダバンテ・ガードナー(新潟)
・宇都直輝(富山)
まず【あり得るかも…?】の選出理由から
・ダバンテ・ガードナー(新潟)
ダントツの今シーズン得点王(28.7pts)。40点以上を6回記録し、B1最多得点記録も樹立(47得点)。リバウンドもリーグ5位(10reb)とかなり好成績。個人成績を観ればMVPは文句なしだが、
クラブの成績が伴っていない(.467/中地区3位)のが玉に瑕。
昨シーズンのファジーカスはリーグ最高勝率の川崎をけん引したというのが大きな要因だと思っているので、ちょっとMVPはないかなと。
新潟がせめて中地区2位になっていればもう少し現実味があったかな。
・宇都直輝(富山)
今シーズンの平均得点は日本人最高(17pts)で、アシストランキングは堂々の1位(7.7ast)。
ガードナー同様に、クラブの成績が伴っていない(.400/中地区5位)のが玉に瑕。
しかも来週の入替戦でB2降格の可能性もあるので、なおさら厳しいか…
というとで、やっぱりチーム成績が伴っていないとMVPは厳しいのかなと。
正直今シーズンはチーム成績が良好×個人成績がダントツという選手はほぼいないので、かなり難し目かなと思います。
ファジーカス挙げてもいいかなと思いましたけど、
たぶんBリーグ的にも二年連続同じはあげたくなさそうだし、昨シーズンよりも成績がクラブも個人も落ちているのでなさそうとの判断。
ただし、上記の条件を満たす選手は、やっぱり 【本命群】の選手かなと。
【本命群】
・ギャビン・エドワーズ(千葉)
最有力かなと思っています。三河から移籍し、1年目から千葉のバスケットにハマり、その実力をいかんなく発揮。平均得点も前シーズンからUP(14.6pts→18.1pts)。おまけに全試合に出場。
激戦の東地区を1位で通過したのは中地区1位や西地区1位よりも勝率は小さくてもそれと同等かそれ以上の価値があるというのは共通認識だと思うので、そのクラブのスタッツリーダーという意味では有力。
ただし、リーグとしては同じ理由で富樫勇樹にあげることもあり得るが、出場試合がちょっと少ない(50G/46GS)からギャビンのほうが有力かと思います。
・金丸晃輔(三河)
並べちゃいますw(どっちかはマジでわからない)
リーグ最高勝率をマークした三河の日本人エース二人。チームの得点リーダーは金丸ですが、川崎戦での試合を決めるスリーなど、エースらしい活躍をいくつか見せた比江島もありえなくはない。個人的にこの二人のどっちかにとってほしいとは思いますが、もう少し個人スタッツの数字にインパクトは欲しいか…?
・田中大貴(A東京)
東地区2位となったアルバルク東京のエース。今シーズンからルカHCに代わってP&Rが増えたことで、田中自身も持ち味を発揮し、得点はチーム2位(12.2pts)、アシストはPGの安藤(2.6ast)、小島(2.7ast)よりも断然多い5.1astを記録。チームのエースに呼ばれるにふさわしい活躍を見せ、またギャレットがいなくなった影響もありボールハンドルの時間もかなり増えました(数字はないので肌感覚ですが…)
システムの変更もあり、かなり影響力のある選手に成長しましたが、やはり千葉や三河の成績上のアドバンテージを押しのけて選出されるのか…?
以上、4名が候補として挙げられますが、まぁギャビンかなーって思ってます。
4名以外だったらこういうの作るのやめますw
【B.LEAGUE】三河@渋谷観戦記録【23節】
サンロッカーズ渋谷は、日本のアリーナ不足問題に直面し、Bリーグ発足時のチーム分けに、他のいわゆる企業チームから一歩遅れを取った。
渋谷を本拠地にしたものの、日本にはB1の規定である5000人入るアリーナ施設は稀で、
渋谷周辺にあるもので言えば、「東京体育館」、「代々木第一体育館」位である。
数年先まで予定が埋まっているそれらの巨大施設をシーズン中ホームゲーム8割開催する力も金もあるはずがなく、それらの施設を占有することは簡単ではない。
そんな中、ホームアリーナとして決定したのが、青山学院記念館である。
大学施設をアリーナとして利用する、まさに苦肉の策ともいえる。
しかし、その「苦肉の策」がある意味功を奏しているかもしれない。
お洒落な街並みの中に林立した、まさに「青学」といった立地である。
地方出身の私からしたら、偏見を覚えずにはいられない。
アクセスも良好で、渋谷駅からは青山通りを徒歩10分(出口による)
表参道駅からは徒歩5分ほど(B1出口!!)
当然表参道なので、もともと人通りの多いところである。
そこに、ちょっと道を歩くと黄色い横断幕が掲げられ、何やら人が賑わっているのだから、嫌でもその様子は目につく。
街中を歩くカップルから、
「なんかやってんのかな?」
「バスケ?」
という会話が頻繁に聞こえる。
開催するだけで広告できるとは、まさに理想的である。
思えば人口が多く、集客に有利とされている都市型クラブも、なかなか人通りの多いところには本拠地を構えられていない。
同じ東京に本拠地を持つアルバルク東京は、代々木第二の場合はなかなか第二のほうまで人が通らないため、人の目にはかかりづらい。
立川立飛も、駅から近いとはいえ特に23区ではないため、人口がおおいわけでもない。(行ったことないのであんまり言いません)
千葉も、船橋アリーナは船橋駅など繁華街ではなく、周りはあまり栄えていない住宅街に存在する。
川崎も、とどろきアリーナは運動公園なので、なかなか「サッカーで来たらバスケやってた」くらいしか一般の人の目には留まらない。
横浜も、横浜国際プールはみなとみらいのような繁華街にはアリーナはなく、どちらかというと山奥に位置する。階段がつらい。
そういう意味で、大都市の旨みを一番活かせているのは渋谷かもしれない。
娯楽の競合が多い大都市型クラブにおいて、どう生き残るかは至上命題である。
もともとアリーナではなく、大学の施設であるため、プロバスケの興行をする上では、障害なども多い。
例えばお酒が飲めなかったり、物販ブースが限られていたり、トイレの数が少なかったり。
ただ、この立地は本当に素晴らしいので、「本物のアリーナ」を構えるまで、娯楽の多い渋谷・表参道にサンロッカーズ渋谷の存在感を発揮できたらいいと思う。
マディソンスクエアガーデンはタイムズスクエアの徒歩圏内にあるみたいに、
渋谷のアリーナは109前のスクランブル交差点のすぐ近くにあってほしい。
て、そんな長ったらしい冒頭でしたが、書いていきますw
【会場】
青山学院記念館
青山学院大学 渋谷キャンパスにある
評価 | コメント | |
収容人数 | ★★★☆☆ |
3500~4000くらい? たぶんMAX4000くらい+立見で5000の計算かと思います。 |
アクセス | ★★★★★ |
JR等「渋谷駅」より徒歩10分
ちょっと地方民にはわかりづらいけどアクセスはBリーグ最強 |
周辺施設 | ★★★★★ | 渋谷ですからね… |
見やすさ | ★★★☆☆ |
<2階自由席> 自由席が割とみんな来るの早いので、お早目に。 音響機材などがあって見えにくい箇所ありなので気を付けてください。 |
【運営】
開場時間が試合開始の1時間半前で、自由席争奪戦で割と早くから並んでいるので注意が必要です。
(12時20分くらいから並んで、入場までは25~30分くらいかかりました)
グッズ販売等は1階のアリーナ入ったところ(2階の人でも入れるところ)で実施。
ちょっとグッズは種類が少なく感じました。
飲食も、お酒とかの制約あるだけあってちょっとバリエーションが少なめです。
【演出】
試合開始ギリギリまでそんなに目立った演出や応援練習などがない、NBAに近い形式。
ほかのクラブの多くが30分以上前から選手入場前に演出がスタートしますが、
渋谷は選手入場でずらーっと選手が一気に入ってくるだけ。
5分前くらい?から暗転演出とかが始まります。
ただし、試合開始前はただただ練習眺めているだけということもありません。
なんといっても渋谷にはサンディーがいる。
この日はタツヲも来ていたので、その掛け合い見てるだけで楽しめました。
僕は地蔵観戦勢(どっちの応援もせず、ただ仙人のように戦況を見つめ、好プレーにはニヤリとし、残念なプレーにはため息を漏らす)のため、応援練習とかあっても困るだけなのでちょうどよかったです。
実際開場時間と試合開始時間しかわからないので演出がいつ始まるのかわからないということもあるし、海外ではハーフタイムにやっとお客さんが全員入ってくるみたいなこともあるので、あんまり演出早く始めるのもどうなのかなぁと思います。
試合開始前の演出は、スターティング5まではDJが音楽流すとか、ギターカムみたいのやったりとかまででいいんじゃないかなと思ったり。
本当にサンディーとタツヲは素晴らしい…
なんかよくわからかったけど面白かったですこのカーリング。カーリングなんですこれ。
【試合】
2018/3/18(Sun)
<外国籍>渋谷:1-2-1-2、三河:1-2-1-2
<動員>3369人
序盤から三河が主導権を握り、終始三河ペースといった感覚でした。
三河のインサイドに対してサクレは守れるのですが、なかなか満原とハレルソンが止めれず、フラストレーションを溜め込んでしまう形に。
橋本と伊藤の青山学院大学PG対決in青山学院記念館は白熱し、
全体的には橋本が格の違いを見せつけていましたが、スピードで橋本を圧倒したり、スティールしたりと伊藤も一矢報いんばかりにハッスルを見せていました。
渋谷のオフェンスはベンドラメがけん引。
キレのあるドライブから柔らかい身のこなしでペイントエリアにアタック。
終盤まで7点差近く離れて渋谷が後を追う形になっていましたが、最後は渋谷が意地を見せ、激しいプレスを仕掛け怒涛の追い上げ。
4Qだけで6つのTOを誘発し反撃の足掛かりを掴みましたが、橋本竜馬はFTを3/4で決め、追撃を遮断。(橋本のこういう局面にしては珍しく、1本落としましたが…)
そして全体として光輝いたのが比江島。
放ったシュートはすべてリングを抜け、26得点。(ただしTO6は言わない約束)
なんというかいつでも点とろうと思えばとれるんやで見たいな感じでした、、、
ただ一方で三河には課題も。
やはり、いかんせんベンチメンバーがパッとしないんですね。
狩俣、松井、西川はいずれもボールハンドリングを得意としていない印象があり、
橋本、比江島のどちらかがいないと渋谷のようなプレッシャーの強いチームにはなかなか安心してボールを運べない。
特に狩俣はPGなので、しっかりと橋本を休ませられるよう、鈴木HCの信頼を勝ち取っていきたいところ。
また、渋谷はDFこそ素晴らしいものの、OFでいまひとつステップアップがほしいところ。
いずれの選手も決定力に欠け、ベンドラメが今日はよかったのですが、ほかの選手のステップアップが欲しい。ディフェンスファーストのチームなので、杉浦が課題を克服してくれそうですが、ディフェンスのアジャストに苦戦していそうですかね。
渋谷は苦しくなっていますが、どこかで挽回し、CSを目指したいところでしょうか。
以上。次はどこに行きましょうか…
なんか議論系の記事で間隔あかないようにしたい…
【B.LEAGUE】富山@三河観戦記録【20節】
久しぶりの投稿になってしまいました(果たして継続するのだろうか)
代表戦が今週の木曜日に迫り、またリーグもポストシーズンに向けて星勘定が重要になってくる時期。
2018/2/17、ウイングアリーナ刈谷に行ってまいりました。
三河としては、橋本、比江島、西川が代表戦を控え、コンディション調整が難しい中、どのような試合運びをするのかが気になり、
富山としてはCS出場まで1ゲーム差、ただし残留プレーオフまで6ゲーム差といういずれにせよ一つでも勝ち星をとっておきたいという試合になりました。
【会場】
ウイングアリーナ刈谷
シーホース三河のホームアリーナ。
工業地帯の刈谷に聳え立つアリーナ…!
評価 | コメント | |
収容人数 | ★★☆☆☆ |
3000~3200くらい? 推定ですが…1階の席間隔を今より詰めればもうちょっと入りそう。 |
アクセス | ★★☆☆☆ |
公共施設連絡バス西境線・東境線・一ツ木線「総合運動公園」バス停下車
という通り、駅から歩いてはいけない。 当方車で名古屋から行きましたが、なかなか遠い… |
周辺施設 | ★☆☆☆☆ |
刈谷自体結構田舎。周辺は何もない。 車で行ったので刈谷ハイウェイオアシス行きました。 ご飯だけ食べました。ザ・めしやがおいしかったです(小並感) |
駐車場は無料でしたが、結構すぐに満車になるっぽいですね。
入れ違いで運よく入れました。
【運営】
スタッフさんは会場がそこまで大きくない割に結構多めで、
特に愛知学院大学の学生さんかな?が多くいました。
(愛知学院大学DAYみたいなのやってたのもあるかな?)
会場自体割とコンパクトなのでスムーズ。2階指定席でしたが、指定席探してたら声かけてくれて案内してくれました。
グッズ販売は外。
強風だったのでスタッフさんかわいそうだったw
テントも危なかったw
OPEN時間が明示されてるのがよかったですね。会場前に開いているのも外ならではの良さでよかった(他は開場と同時にスタートが多いと思いますが、開場まで暇な人も多いですしね)
【演出】
暗転は選手入場で使用。
会場がコンパクトなので迫力がある。
やっぱ天吊り四面ビジョンはいいっすねぇ
この狭さで天吊り四面ビジョンがあるとより圧迫感が増しますね。
今シーズン大活躍のタツヲ。
マスコットで会場を沸かせられるのは強み。
シーホース君と相撲してたので、ダンクは見られませんでした…
バレンタインにちなんで好きなチョコが挙げられていた。(ぶれててごめんなさい)
タツヲ…
投げ込みが多く、(お金あるなぁ)インターバルに結構モノをばらまいていた。
面白かったのは、チアの人や学生だけでなく明らかにフロントスタッフの人(部長みたいな人)が笑顔で投げ込みをしていた。衝撃的だった。
投げ込みはちょっとたくさんやるとありがたみなくなるし、子供いると飛び込んだりして危ないからそんなに何度もやらないでほしいなぁ
【試合】
※1日目のみ
<外国籍>三河:1-2-1-2、富山:1-2-1-2
<動員>2124人
三河はタートを比江島に代えて西川に起用。(鈴木HCのラマスへの忖度?w)
金丸、西川の3Pでリードを広げ、アドバンテージをとる。
富山はなかなかリズムがつかめず、1Qの終盤は互いにシュートが入らなかったりとなかなか苦しい展開。
2Qには若干挽回したが、それでも逆転には至らず。三河は安定した試合運びを見せる。
後半に入ると、富山は最初からスパートをかけ、宇都がテンポよく攻めては早々に逆転に成功。
ウィラードの3Pで6点差までリードを奪う。
しかしこれでも動じないのが三河、鈴木HCとシーホース三河。タイムアウトはなくても、橋本がFTを獲得し、後半初得点。そこからは本来のリズムを取り戻し、着々とリードを広げる。
オフェンスは西川が好調。3P、ドライブ、あわせからのジャンパーなど効率よく決める。
ディフェンスでもスタート時には宇都についたり、オン2の時間帯、富山が青木または小原を起用するとヴァイニーのディフェンスをしたりすることも多く、また好守も見せた。
富山は宇都が積極的にドライブから仕掛けるも、なかなかカモン大塚のカモンが来ない。ノーカモン。またほかの選手の外角も乏しかった。ウィラード、ヴァイニーくらいか…
宇都はガード相手には一歩の大きさと高さ、フィジカルでアドバンテージをとれるが、大きい選手、この日は西川や比江島につかれると、なかなか得点に結びつけられない。
代表だとこの点が気になるかな。スピードはいいんですが…
4Qは比江島が魅せる。ドライブからあれよあれよと得点を重ね、勝負あり。
宇都の起点を封じ、外角からのシュートを当たらせず、またリバウンドを得意のインサイド陣が終始支配していたため、三河は盤石の勝利となった。
三河、強かったなぁ。
特に3Qの立て直しが強かった。タイムアウトなしで立て直して逆転するのはすごい。
中地区はなかなかカオスな感じですけど、三河はもうCSに向けて調整モードですかね…
富山、果たしてCS出場なるのか?2/19時点では地区2位名古屋と1ゲーム差。
一つでも上位相手に白星をとり、5割復帰を目指したい。
さて、初めて刈谷行きましたけど、すごい会場の雰囲気がよくって感心しました。
壁を青で覆って、「"青"援」を演出しているのがいいなあと思いました。
ただ、もっと客入りが欲しいですね。
ゴール裏とかまだまだ寂しい。刈谷っていう土地が全然恵まれていないっていうのは分かりますけど、三河ってホーム移転とかするのかな?
いろいろ試みとしているのは感じましたが、一つ三河らしさというのがほしい。
なんとなく、私は「なんか日本の家電屋っぽいなw」ってイメージでした(法被とか…)
いい選手そろっているしやっていることは面白いと思うので、もっと魅力的なチームに進化させてほしいですね
代表戦がんばれ比江島、橋本、西川、宇都!
【B.LEAGUE】横浜@千葉観戦記録【16節】
天皇杯、オールスターが明け、レギュラーシーズンが戻ってきました。
天皇杯、オールスターは出場チームや選手が限定されているため、
それに関しない選手にとってはオフ期間となり、
その間に各チームごとにコンディションに差が出てきます。
また、オールスター明けには代表合宿もありました。
今回見に行ってきたのは、横浜(中地区6位)VS千葉(東地区2位)@千葉ポートアリーナ
横浜はエースの川村卓也がオールスターに出場したものの、天皇杯ファイナルラウンドには出場なし。
千葉はファイナルラウンドに出場。オールスターには、小野龍猛が出場
。
平均年齢の高い横浜にとって、このオフは吉と出るか凶と出るか?
また、天皇杯含めてすでに年明けから5試合を闘っている千葉は、天皇杯優勝の勢いを引き続き発揮できるのか、それとも疲れがとり切れていないのか、というのが
見どころでした。
【会場】
私が千葉市に住んでいたこともあり、なじみのある体育館。
千葉市で最大規模のアリーナであり、成人式とかが行われる。
コメント | ||
収容人数 | ★★★★☆ |
5000~7500くらい スタンドで4000人くらい入る?1階席はカードにより調整。 |
アクセス | ★★★☆☆ |
悪くはない。JR「千葉」・京成「千葉中央」から10分強。 まあ歩ける距離。モノレール「市役所前」からは近い。 千葉市モノレールは楽しいけど、高所恐怖症の人は怖いかも |
周辺施設 | ★★★★☆ |
アリーナ周辺に施設は乏しいが、 国道沿いなので車で来ると国道沿いに割と店はある。 千葉駅周辺は栄えているので、全体でみると充実しているといえる。 |
会場に入ろうとするまで、「本当にここで試合があるのか!?」
という印象は受ける。
国道沿い。大きいアリーナだが、そこまで大きさを外からは感じない。
入り方がちょっと分かりづらい。
やっとジェッツらしさが出てきた。
【運営】
ジェッツのホームゲーム、ボランティアと思わしき人が多く、入場は割とスムーズ。
ただ、キャパシティのわりにロビーが狭いので、混雑時は結構移動が困難。
誘導係の人は結構いるし声掛けもしてくれるので座る席に迷うことはなさそう。
ただ、貧乏人なので2階自由席だったんですけど、
指定席の入り口が塞がれているため奥に行くには廊下を回らなければならないのは少し面倒。
天皇杯。近くで見られた。ちゃんと警備の人いましたw
【演出】
試合開始の約1時間前からスタート。
「ゲストパフォーマンス」が大体3グループ、テーマソングを踊ってみたみたいなやつ、太鼓+チア→選手入場の順。
プロジェクトマッピングはすごい。
また、入場時に階段昇って降りさせるのはなかなかシュールだけど粋。
チームによるかもしれませんが、
横浜の入場局もかけてアウェーの紹介も割としっかりしていました。
スターティング5の「Serious」(ブルズのテーマ)は好きだけど、
なんかNBAのまるパクリってやだなぁと思いました…
暗転演出は素晴らしい。ミラーボール綺麗。
ビッグフラッグ。「チーバジェッツ!(Hey!)
炎がすごい。
花火があってわかっててもびっくりするんですけど、
たぶん「お年寄りの心臓に悪い」とかの苦情で「花火なるんで注意してね」みたいなアナウンスあり。
ちょっとそれどうなの?って思うし、なんか見せ方として脈絡なく花火なるので微妙。
ただ全体としてしっかりお金かけて顧客満足高めようとしているのはひしひしと伝わってきました。
1日目は横浜のチア、B-ROSEも登場。STAR-JETSとのコラボは迫力ありました。
B-ROSE単独のインターバルのショーもあり、それは驚きました。
【試合】
2日とも行ったので、それぞれざっくりと。
※千葉は天皇杯に引き続き、富樫が欠場。
※横浜は唯一の日本人インサイドの佐藤託矢が欠場。
- 1日目
○千葉ジェッツ 95 - 79 ●横浜ビー・コルセアーズ
<外国籍>千葉:1-2-1-2、横浜:1-2-1-2
<動員>5909人(チケット完売)
序盤、横浜が休んでいて温存した分の力を余すことなく発揮w
序盤からテンポの速い攻めが気持ちよく決まり、10点近くリードを保ちますが、
ここで千葉がギアを変え、ギャビン・エドワーズを中心にランプレーから得点を量産。
一気に逆転。
そこからは千葉の展開。今期好調の小野、そして天皇杯でも獅子奮迅の活躍をした西村が好調をキープし、高確率でスリーを沈め、一気に点差を離し、そのまま突き放した。
横浜はオンザコート1の時間帯、佐藤の欠場を高島、満田、川村で埋めようと試みたが、パーカーのミスマッチをうまくついたポジション取りと合わせ、またそこを徹底して突いた千葉のオフェンスに対応しきれず、ゴール下でイージーバスケットを許してしまったのが大きな敗因となった。展開としては、天皇杯決勝を彷彿とさせ、千葉の高い修正力と、アップテンポなバスケットの強さが際立った。
- 2日目
○千葉ジェッツ 114(※B1最高得点) - 78 ●横浜ビー・コルセアーズ
<外国籍>千葉:1-2-1-2、横浜:1-2-1-2
<動員>5779人(チケット完売)
2年連続残留プレーオフ進出を避けるため、なんとしても白星のほしい横浜。
スタートをマクドナルドからサビートに変更し、ゾーンディフェンスでスタート。
序盤は川村を中心に攻めるが、名称大野HCはスタートの原をチェンバースに交替。
チェンバースが川村をシャットアウト。得意のシュートを遮ると、ジェフリー・パーマーを入れて巻き返しを図るが、これもパーカーがシャットアウト。攻め手を失った横浜は苦しみ、その間に昨日に引き続き好調の西村、小野がけん引。「富樫抜きの千葉」の早いパス回しから攻め、ゾーンを攻略。
小野は高確率でスリーを決め、最終的に5-7。今シーズンの小野はFG%に改善が見られ、今こそ代表に呼ばれても…
千葉が攻め手は昨日と同様、ミスマッチを効果的に突いてうまく引き離していく。
横浜は序盤の点差をひっくり返そうと、ディフェンスをまマンツーマンに戻すも、
攻め手にかけ、更に伊藤のシュートフェイクに対してサビートがブロックにとんだところがのしかかり、引っ張り倒したような体制になり、これがディスクオリファイファウルの判定(カタカナあってるかわからない)
これで反撃の芽も潰え、糸が切れてしまった横浜。スリーを最終的に15本決めて見事にB1リーグ最多得点で勝利。
千葉は富樫が戻ってきたときにこのケミストリーがうなるのか気になります。
横浜は佐藤不在というディスアドバンテージをぬぐい切れず。
1Qの20点差なんて返せるのに、そこで一気に離されてしまうところが厳しいなあと。
後半戦にもなり、1試合1試合の星勘定が大切になってきます。
最後まで上位も下位も「消化試合」が少なくなるのがCS制度と昇降格のいいところだと思っているので、シーズン通してワクワクさせるリーグであってほしい。
あ、2日目には千葉はBリーグ20万人の動員を記録したみたいです。
千葉はもはや5000人超えても驚かなくなりました。
ポートアリーナはキャパや広さはいいけど、ロビーとかトイレとか、
まだまだ「体育館だなぁ」と思うところもおおいです。
船橋アリーナもキャパ小さくて不満が多く聞こえ、
チケット完売が続く昨今、千葉に大きなアリーナができる日はそう遠くないのでは?
Bリーグ特別指定の年齢制限撤廃について思うこと
発展のためには、規制は少ないほうが良い。
Bリーグの特別指定選手の年齢制限が、今までは満16歳以上としていたものを、
その制限を撤廃するとのリリースが出されました。
初めに言っておくと、私はこの改正には賛成です。
(というか、この制限があることを知らなかったw)
Bリーグの大河チェアマンは、横浜ビー・コルセアーズユースチームに所属する田中力(15)選手を具体例に挙げて、出場可能という説明をしました(もう時期も時期なので少なくとも中学生の時期に実現する可能性は低いかと思いますが)
しかしまぁ当然、この年齢制限撤廃に関しては賛否両論ありました。
主な争点となるのは、以下の二つ。
- 中学生以下が大人(しかもプロ)と同じフィールドで試合するのは、成長過程の子供の身体への負荷が大きく危険
- NCAAは、プロアマ規定が厳格であるため、もし特別指定でプレーした経験のある選手がNCAAに行こうとしてもアマチュアリズム規定に反し、その機会を逃す心配がある
まずは
1.中学生以下が大人(しかもプロ)と同じフィールドで試合するのは、成長過程の子供の身体への負荷が大きく危険
について。
これに関してはまずそこまで心配ないんじゃないかと思っています。
まず、制限撤廃したからといって2枠しかない特別指定をわざわざ使ってまで
トップチームの試合に出場させるクラスの選手なんてそうそういないということ。
当然ですよねw
世界を例にとっても、スペインの神童と呼ばれたリッキー・ルビオ。
彼は14歳でプロデビューしましたが、こんなの超絶レアケースで、
そうぽんぽんと出てくるはずがありません。
この選手も最年少記録更新しましたが、その前もそれ以降も中学生でそこまで行ける選手なんてそうそういないんです。
だからいわゆる既存の「将来有望」レベルの選手が総じて
中学生のうちからB1で国内トップレベルでプレーするなんてことはなく、
言わば「国宝」レベルの選手にのみ契約の可能性があるわけです。
使い古された表現でいうと、10年に1度の逸材とかそんなレベル。
また、まだ体のできていない中学生というのは百の承知。
出場時間もおそらく30分とか出ることはないと思います。
おそらく運用としては、トップチームの練習にのみ参加して、
試合出場は10分に満たないくらい、といったところになるでしょう。
おそらくその「国宝」レベルの選手を受け止められる同年代は日本にそんないるはずもなく、
じゃあ「ヨコ」に相手がいなければ「タテ」に探すわけしかないわけで。
そのドアは常に開かれているべきだと思います。
続いて、
2.NCAAは、プロアマ規定が厳格であるため、もし特別指定でプレーした経験のある選手がNCAAに行こうとしてもアマチュアリズム規定に反し、その機会を逃す心配がある
まぁそもそも改正前からこれ言われてましたけどねw
どこから説明するか迷いますが、
とりあえずNCAAは米国の大学スポーツ機構。
バスケ以外にも様々な競技があります。アメリカの大学の高体連みたいなもの。
ただ、中でもバスケは一番人気が高いらしいです。
毎年、NBAにドラフトされる選手のほとんどがNCAAから排出され、
NBAへの登竜門とも呼ばれます。
現在、渡邊雄太や八村塁などがそれぞれD1と呼ばれるいわゆる1部リーグ(厳密にはちょっと違うのだけど)に所属し、NBA入りを目指しています。
現在ポートランド大の1年生で活躍するディアベイト・タヒロウ(表記はいろいろあるみたい)。
帝京長岡高校に所属し、高校バスケのゴール下で存在感を発揮したマリ出身の逸材ですが、
彼がポートランド大に進学するまでのわずかな期間の間、新潟アルビレックスBBの練習に参加するとの表明がありましたが、その後NCAAの規定に引っ掛かるとして、参加を取りやめました。
このNCAAの規定とは何かというと、以下のリンクで示されています。
さすがに全部読んでませんが(英語ですし)
読んでいくと、頻出するのが"Amateurism"の文字。
ただ、このAmateurismというのが曖昧で、正直このルールの運用がよくわからない。
認識としては、「プロバスケット選手はNCAAでプレーしてはならない」ということは一応認識されています。
一般に認識されているのは、
という2点で、「過去にプロ選手としてプレーしていた競技者がNCAAでプレーしてはいけない」というのはおそらく1.に触発します。
ただ、タヒロウの件は練習だけだしそもそも金銭発生していない(はず)なので、
それ問題なの!?ってことでいろいろ議論になりました。
(僕は単純に新潟とポートランド大とNCAAのコミュニケーションが足りなかったのではないかと考えています。)
NBAインディアナ・ペイサーズ所属のドマンタス・サボニスは
ゴンザガ大学に入る前にすでにスペインの強豪クラブ、ウニカハ・マラガでプレーしており、(プロ契約はNCAAでプレーするためにしなかったとの記載あり)
それでもNCAAでプレーできています。
まぁ正直、凡例とか不十分で、そのアマチュア規定がなんなのかよくわからない。
つまり、NCAA側の気分次第?なところがあるわけです。
Bリーグの特別指定制度をどう説明するか(僕は問題ないと思います)っていうのが重要ですよね。コミュニケーション。
これをしっかりと指導できる人が必要で、
もちろん中学生が個人の判断で特別指定をするとは思いませんが、
親やクラブ側がしっかりとその関係性を指導することが必要と思います。
とまぁここまで説明してきましたが、改めてこの特別指定という制度を再考するいい機会となっていると思います。
日本が世界と比べて大きく劣っている点としては、トップリーグでプレーを始める年齢が軒並み遅いこと。
長い間プロクラブが高い報酬を用意できず、また経営も不安定であったため、
高卒でその活躍の舞台をトップリーグに移すということが非常に障壁の高かった日本。
22歳という年齢は、世界ではすでにナショナル・チームの主力となってもおかしくありませんが、
日本の主力である比江島、田中、篠山、竹内らがトップリーグ入りしたのは22-23歳のころ。
世界基準では若くありません。また、クラブ側も自前で育ててきた選手ではないので適用に時間がかかり、実質そのクラブ内でも主力として活躍し始めるには3年くらいかかると思っています。この時間が非常にもったいなく感じます。
一方で女子は高卒でWリーグ入りする選手が多く、こちらはやはりある程度の成績を収めることができています。
やはりトップリーグ入りは早いほうが望ましく、しかし高卒プロ選手をすぐに排出できるわけでもないので、その間の手段として特別指定というのは非常に合理的な判断かなと思います。
特別指定の年齢制限撤廃も、もっとU18チームが整ったり、U23やサテライトチームが充実してくるともっと有効に使われると思っていて、そういうのが今後整備されていくんじゃないかなあと。
今まで、日本は育成をアメリカに任せていました。
田臥勇太、富樫勇樹、渡邊雄太、八村塁など、日本を代表する選手は、
すべてアメリカでプレーし、成長をしてきました。
海外でプレーする、というのはどうしてもいろいろな障害があります。
みんながみんなアメリカに行けるわけでなく、
また、18歳以下の子供が親元を離れ一人で生活するってすごいリスクだと思っています。(何なら僕は国内留学(県外の強豪校に行くみたいな)も反対派)
国内で世界に通用する選手を育てられないようでは日本代表に未来はないと思っています。
そして、こんな言い方すれば反発招くかもしれませんが、たかだか大学リーグであるNCAAのほうがアメリカ以外のプロリーグよりもレベルが高いっていうのは変な話だなあと思っていて、
まだ無理だと思うけど、10年後くらいにはBリーグで成績を残して20くらいでNBA行く、とかがあってほしいなあと思います。「日本人選手がドラフトにかかる」もいいけど、「Bリーグ所属の日本人選手がドラフトにかかる」くらいまでリーグ価値高めていけないかなぁと。(もちろんBリーグがNBAよりも大きくなったらそれは素晴らしいですけど)
Bリーグは日本の持つ人的資源を効率的にフル活用して、国内で人材を育てられるようなリーグを構築していってほしいかなと思います。
【全日本バスケ2018 Vol.2】男女決勝【観戦記】
さいたま市の内陸特有の寒さに聳え立つ国内最大のアリーナさいたまスーパーアリーナ。
まさに日本一を決めるに相応しい会場といえますね。
カッコイイナー
内陸で空気が乾燥しているので、晴れていれば割とスマホカメラでも
綺麗に写真取れますね
会場に着いたのは12時半くらい。
女子の試合はすでに4Q5分くらいでもう勝負ありといったところ。
客入りは結構寂しく、5000人いた?いなかったと思うんですけど…
さいたまスーパーアリーナはバスケにはまだ早いといわれんばかりの悲しい事態です。。
特に4,5階なんてほぼほぼ人がいなかったのはね…
男子だとめちゃくちゃ増える?って思ったけど、さほど変わらず。
もっと集客頑張ってほしかったですけど、逆に言えばこの数字が
バスケットボールというコンテンツの基礎体力なのかなと思いました。
おそらく、「各クラブのファン」+「純粋なバスケットボールファン」くらい。
比率は、8:2くらい?
各クラブの努力でこの数字は増えてくると思っています。
特にリーグ戦のホームゲームって必死で色々な催しやチケット販売をして、
現在の平均集客に結びつけていますが、その中にはもちろん、
そのクラブのコアなファンじゃない人もいるじゃないですか。
何回かホームゲームに訪れて、ロイヤリティが高くなって、アウェーやこういったカップ戦にも赴くようになる。
純粋なファンの数や人気って、日本のバスケシーンに関してはアウェーでの集客力でこそ測れると思っているので、
(他国だとアウェー観戦文化ってあんまりないらしいのでたぶん参考にならない)
クラブごとに人気がまだまださいたまスーパーアリーナには及んでいないんじゃないかなあ。
各クラブの人気が高まって、その純粋なファンばかりでさいたまスーパーアリーナのアリーナモードはどこのクラブが来ても、
その地力だけで合計10000人は埋まる、というようになればいよいよアリーナ作ろうってのが現実味出てくるんじゃないですかね。
基本的にハコモノコンテンツって、満員くらいにしなければ赤字というか、採算取れないと聞いたことあるので、がんばってほしいですね。
まずは各クラブはそれぞれのホームゲームを充実させて、
JBAはいろいろと運営や演出にも拙さが見れたので、そういうのを改善させていってほしいなあと。
2020、日本代表男子は出場できるかわからないけど、オリンピックはさいたまスーパーアリーナで絶対に行われるので、その時に海外から来たファンに不満がないように準備していかなきゃね。JBAが関わるのかようわからんけどw
男子の試合開始前、国歌独唱は「残酷な天使のテーゼ」、「魂のルフラン」で有名な高橋洋子さん。
「き~み~が~」って歌い始めるより、「ざ~ん~こ~く~な」って歌い始めてほしかったですが、かないませんでした。
さて、試合のほうを
-女子決勝
○JX-ENEOSサンフラワーズ 84-62 ●デンソー アイリス
JXが史上2チーム目となる5連覇を達成。(1チーム目は昭和39年-43年のニチボー平野。僕には歴史上のチームという感じです…)
到着したの遅かったので、あんまり試合観てませんのでいろいろ言いません。
ただ、とにかくJXつよし…
JX、宮澤がMVPを受賞。
-男子決勝
序盤は三河が金丸、比江島らの得点で幸先よくスタートを切りましたが、
千葉も地道に食らいついていくという展開。
2Qに入ると、小野、チェンバース、エドワーズらがアタックを仕掛け、得点。
ここで桜木JR3つ、バッツ2つと三河はファウルが混んでしまい、
オフェンスも千葉のディフェンスに引っ掛かり、
TOがかさんでしまう。怪物・オルトンの活躍で繋ぐも、千葉にリードを許し、前半を終えます。
そして後半、オン1の時間帯に桜木JRが4つ目のファウルを犯してしまうと、
流れが急変。
シーズンでも実績がほぼない4アウトを強いられ、三河はオフェンスがしどろもどろ。
TOから得点を重ねられ、一気に差が広がり、実質ここで勝負あり。
ここぞでしっかりと離すことができた、「一発勝負に強い千葉」が勝利を収めた。
千葉優勝。
西村が好きなので、割と感動しました。
富樫勇樹不在という逆境を跳ね返し、優勝。
思えば、去年は西村不在でしたが、富樫がその影響を感じさせず優勝。
今年は逆でしたね。西村が富樫不在の影響を感じさせず優勝。
一発勝負という環境の中、富樫不在の構成は富樫中心のチームという印象が強かった千葉が西村・阿部のみで戦うというのは、
構成や作戦上、対策が立てにくかったのも返って功を奏した?
(パスがよく回って的が絞りにくいチームになったという印象が強かったですね。ライオンズのアイソ以外は…)
ただ、富樫は一流選手であることに間違いはないので、復帰して時間配分がどうなるかが気になります。
後半戦、激戦の東地区を何位で終えるのか!?
一方の三河は、ちょっと構成のバリエーションの少なさが際立ちましたね…
オンザコート1の時間帯はどうしても老兵・桜木JRに出てもらうしかありませんが、
ファウルトラブルはどうしてもありますよね。
その時どうするのかなって思ってたら、西川を出すってところまではまぁそうしかないよねって思いましたけど、
あまりにもそのオフェンスが普段想定していない感満載で、
千葉のベンチに座っている荒尾を貸してあげたかった…
桜木もそろそろ年ですし、そのバックアップをどうするのかなぁと気になります。
日本人インサイドを獲得するのか、誰か帰化させるのか、はたまた思い切って4アウト戦術に乗り出すのか(なさそうw)
いずれ中地区では1位もう確定的ですし、これからチャンピオンシップに向けて如何に"調整"していくかが気になります。
ということで、劇的な「真の日本一」を見届けたとともに、
Bリーグ後半戦への期待膨らむ「全日本バスケ」でした!